不動産投資で成功するための条件とは

2020年12月17日514

不動産投資で成功している人を「良い物件を購入できている人」という形で定義すると、私(志村)が過去多数の投資家と接触してきた経験から、次の2点を満たしていることが不動産投資において一定の成功を収めるための条件だと考えている。

・十分な情報収集に基づいた投資戦略を持っている

・結果が出るまであきらめずに行動を続けられる

投資を始める順序についてだが、不動産に関する情報収集を行ってから物件購入に向けた行動を起こすという順序で活動を開始することが、基本的な行動パターンである。

情報収集とは何なのかと言うと、不動産投資を進めていく上での具体的な戦略を検討するための必要な情報を集めることだ。

自分と同じ立場や属性で成功している人はどのような投資法を選んでいるのか?狙うべきエリア・価格帯・建物の構造はなんなのか? 使える銀行はどこがありそうなのか? を総合的に検討し、どのように取り組むかの戦略を立てる。

ここで重要になるのは一つのやり方に決め打ちするのではなく、様々な情報を網羅的に比較検討することだ。

不動産投資には新築投資、築古アパート投資、大規模RC投資など様々な手法があるが、ある程度網羅的に情報を収集し、どんな投資法が自分に合っているか検討する必要がある。

自分の立てた投資戦略について「なぜ他の投資法ではないのか?」をある程度明確に語れるようになるレベルを目指す。

不動産投資で失敗する人は、情報収集力が欠けていることが多くある。その結果、単に接する機会が多い不動産会社の営業マンの言いなりになってしまい、あまり収益が出ない新築ワンルームマンションなどを買ってしまう人が後を絶たない。

良い物件は努力し続ければ買える

当たり前のことだが、完璧な投資戦略が立てられたとしても、行動レベルが低ければ良い成果が出ることはない。

不動産投資は、良い物件を購入できれば多額の収益を安定的に得られるものの、買うまでのプロセスではまったくのタダ働きを強いられる。

良い物件を購入するためには、たくさんの物件情報を見て見極めなければならない。

しかも、確保できた物件に対して融資付けを行うことも自分でやらなければならないケースがある。

これだけ頑張っても、融資が付かない、もしくはもっと高い値段で買う人に後から横取りされるなどにより、取り組んでいた物件を途中で断念せざるを得ないことが多々発生する。

その結果、物件を買えないまま過ごす期間が数か月以上続き、物件購入を諦めてしまう人が多いのが実態である。

単純に頑張り続けていれば良い物件が買えるとは限らないが、物件購入と融資付けの精度を上げる努力を諦めずに続けていれば、間違いなくいつかは良い物件を買えるようになる。

成功するための秘訣として、一緒に頑張れる仲間や、引き上げてくれる先生のような存在がいるとなお良い。私自身、最初の物件を買った頃は、先行して投資を始めていた人に毎月話を聞きに行ってた。

この活動を通じて、不動産投資に関する疑問を解消するとともに、モチベーションを高めていたのである。周囲にこのような先生となる存在がいると、不動産投資で成功できる確率は格段に上がるだろう。

この記事の監修者

不動産投資ユニバーシティ代表 志村義明
大学を卒業後、大手シンクタンクに入社。リテール金融ビジネス向けの業務に従事。愛知、埼玉、山梨等で不動産賃貸業を展開し、会社員時代に合計100室超を購入。高利回り物件の投資を得意とし、保有物件の平均利回りは16%超にのぼる。現在は不動産会社(宅地建物取引業者 東京都知事(2)第98838号)を経営。
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