資産がある人とない人で選ぶべき投資法は大きく異なる

2019年08月06日14,222

投資を行い資金を増やしたいと考える人は多くいるが、これらの人々は決定的に異なる2種類に分類される。

「資産が既にある人」と「資産がない人」だ。

もちろんこの区分けの仕方が全てではない。投資をしている人の属性は色々な区分けの仕方がある。

しかしこの区分けのフレームワーク(考え方)は大変重要だ。

何故なら「○○の投資が大変おススメです」という情報があったとしても、それが資産がある人向けなのか、または資産がない人向けの方法なのかによって、非常に良い投資法にもなるし最悪の投資法にもなり得るからだ。

資産がある人はリスクを取らず確実に増やすことを求める

資産が既にある人は、持っている資産を大きく減らさずに確実に増やすことを求める場合が多い。

100億円持っている人は、投資で1,000億円にしようとは普通はあまり考えないのだ。
(そういう人は投資ではなく事業にお金を回すだろう。)

富裕層向けの金融サービスであるプライベートバンキングに依頼する人の期待リターンは年利3-5%程度だ。

この水準も目安であり、市況が悪い時に危険を冒してまで必ず利益を上げることは求めない。無理にリターンを追求するよりも預けているお金を極力減らさないことを強く求めるのだ。

ゆえに富裕層が投資する資産は、低リスクなことが絶対条件だ。プロのアドバイスによって低~ミドルリターンぐらいで運用することが、プライベートバンキングにお金を預ける多くの富裕層にとって好ましい投資となる。

これは私の経験則だが、投資案件で年利12%を超えるものは詐欺の可能性が非常に高くなる。

詐欺ではなくても、リターン以上の隠れたリスクがあるなどのケースが多いので気を付けるようにした方がいい。

世界一の投資家のバフェットでさえ年間の収益率は15%~20%なので、年利12%を継続して上げることがよほど困難だろうことは容易に想像が出来る。

プライベートバンキングに預ける人が期待リターンとして設定している3-5%という数字は、低リスクでかついい投資が出来ればそれなりにリターンが見込める妥当な塩梅の水準だと言える。

年利3-5%でリスクをあまり取らない運用を行うのであれば、国内外の株・債券・オルタナティブなどリスクの相関性が低いさまざまな資産に、分けて投資を行うことが定石とされている。いわゆる分散投資だ。

不動産においては、新興国の不動産ではなく法整備がしっかりされた欧米の都市部の不動産が好まれる。

日本国内だと、地方都市よりも、東京23区や、京都、大阪、名古屋などの、本当の中心部に位置する物件が好まれるのだ。

利回りで言うと、4%程度のものが多く、資産を増やすと言うよりはどちらかというと資産保全の意味合いが強くなるだろう。

これが、資産を持っている人の投資マインドなのだ。我々のようなゼロから投資で資産を作ろうとする人とは少し感覚が違うと思うだろう。

利回り4%程度の物件を何億円分も購入出来たところで収益は全然上がらない。

こんな投資を続けていてもゼロから大きな財産を築くことは不可能だ。

資産がない人は一極集中型の投資法を選ぶべき

では、資産を持っていない人の投資はどうするべきなのだろうか。

冒頭にも述べたが目的が何なのかによって、投資方法が異なることは間違いない。

資産を持っていなくても、年利数%で問題ないという人も実際は多いと思う。これはこれでいい。

貯金が100万円しかなくても、富裕層の投資と同じく年利3-5%程度で確実に増やしたいと考える人もいるだろう。
(ちなみにこのロットで分散投資をしたいなら、投資信託を買う以外は不可能だ。)

しかし、貯金が少なくても、投資により大きく資金を増やしたいと考える人もいると思う。

世の中全体では少数派かもしれないが、不動産投資を行いたいと考える人はこちらの割合の方が高いだろう。

このサイトを見ている方も、こちらのタイプが多いのではないだろうか。

貯金がいま100万円しかなくても、1,000万円、5,000万円、1億円まで増やしたいと考える人がいてもいいと思う。

それを実際に実現している人も存在するのだから、無理ではないのだ。

しかし「資産を持たざる人」である我々が、「資産を持っている人」と同じ投資をやろうとしても、この願望を実現させることは絶対に出来ないだろう。

資産を持っている人の投資を真似て、少ない元手から年利3%-5%程度の利回りで再投資を続けていても、1億円以上の資産を作るには何十年もの時間が必要となる。

少し話は逸れるが、覚えておくと便利な複利の計算方法で、「セブンイレブンの法則」というのがある。7%の利回りで11年間複利で運用すると、資金が約2倍になるという法則だ。

11%を7年で運用しても同じく2倍になるし、利回りが7%の半分の3.5%なら資金を倍にするのに11年×2で22年掛かる計算になる。

先の例で、100万円を200万円まで増やしたいなら、利回り3.5%で運用すると22年も掛かるのだ。

とはいえ倍になっているのだから、年月を経れば低利回りでも複利の効果は侮れない運用益をもたらす。

しかし、元手が少ないので利益の絶対額は22年間で100万円だ。決して多い金額だとは言えないだろう。

これで満足ならいいが、資産を1,000万円単位まで増やすのはやはり時間が掛かり過ぎる。

ではどうするべきか?

資産を持たざる人は、分散投資などではなく一点集中突破で資産を増やす必要があるのだ。

一点集中突破の投資ではリスクをいとわない行動力が必要

資産を持たない人でも、時間を持っているという人は多くいる。

そういう人は時間を投資に有効活用し、投資をお金を預けて運用してもらう行為だと考えてはならない。

投資を、自ら主体的に行動して成果を挙げる「事業」として取り組むのだ。

自分の持っている時間というリソース(資源)を最大限有効に使い、株式投資なら株式投資、事業なら事業に多くの労力をかけ、その道一本で活路を見い出すしか打開策はないのだ。

お金を増やす上で間違いなく一番重要となるのは資金力だ。

10億円の資金があれば、1億円をさらに増やして11億円にするのはそれほど難しくない。

ただし、100万円を1億円にするのは大変難しいという現実がある。

その重要な資金力を自分が持っていないのであれば、自分が持っている他の資源を総動員して、資金力のなさをカバーしかない。

時間・労力・思考力・リスクテイク力など、自分の持っているものや出来ることは全てフル活用する必要があるのだ。

時間を掛けずに楽に資産を増やそうとか、過大なリスクヘッジをしようなどとは決して考えてはいけない。

リスクヘッジは、資産を持っている人の思考だ。

本業の仕事はやらないとダメだ。これは真剣にやろう。それに加えて家庭を維持するための必要最低限の活動も必要だろう。

しかし、不動産投資で成功したいなら、それ以外のすべてのパワーと時間を不動産投資に使わないとダメだ。

飲み会は断ろう。趣味も辞めよう。このような努力をたった半年間続ければ、必ず結果は出る。

このような考え方が理解できると、世の中に溢れている「投資に関する常識」が、必ずしも自分には当てはまらないものが多くあることがわかる。

  • 「卵は一つのカゴに盛らずに、分散投資をしよう」
  • 「投資商品は大手の金融機関以外から買うのは危険だからやめよう」
  • 「東京以外の不動産は、人口減により資産価値が減るので、買わない方がいい」

これらの考え方は、リスクを取る必要がない金持ちの思考だ。

このような本質を捉えていない生半可な「常識」は、資産を増やすための足かせにしかならない。

我々は資産を持たない一般庶民だ。

ゼロから不動産投資で資産を作りたいのであれば、お金以外のすべての能力を使って本気で取り組む以外に、成功する道はないだろう。

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