不労所得だけで生活したい!月10〜50万円以上稼ぐ方法と種類大全集

2020年12月17日219,744

「会社を辞めて、不労所得だけで生活ができたらいいのに…」多くの人が、このように考えたことがあるのではないだろうか。一言で不労所得といっても、内容によって難易度も収入もさまざまだ。

今回は、不労所得を得て生活したいという人のために、種類や方法、税金についてなど、月10万円〜50万円以上の不労所得を手にするための方法をくわしく紹介する。

目次

不労所得とは?

そもそも、不労所得とはどういう意味なのだろうか。ウィキペディア(Wikipedia)では次のような説明がされている。

“不労所得(ふろうしょとく)とは、それを得るために労働する必要がない所得のこと。 労働の対価として得る賃金・報酬以外による所得を指し、働かずとも得られる収入または収入源という意味で用いられることが多い。”

(参考:Wikipedia「不労所得」

しかしながら、これだけでは不労所得に対する理解は十分とはいえない。

一説によると、2000年11月に出版されたロバート・キヨサキ著書「金持ち父さん貧乏父さん」の中で、「passive income(パッシブ・インカム)」という言葉が紹介され、これが「不労所得」と翻訳されたことで、不労所得という言葉が一躍有名になったとされている。なお、「金持ち父さん貧乏父さん」は世界で1,000万部、日本国内でも100万部を超えるベストセラーとなった。

ここで重要なことは、「passive」とは「受動的」、「income」は「所得」という意味であり、本質的には「労働が完全に不要となるわけではない」ということである。まったく働かず簡単に不労所得を得たいと考える初心者の人は、この点に注意すべきだろう。

例えば、本の印税は不労所得の種類として語られることがあるが、本を執筆するまでには企画・執筆・編集と、膨大な労働が必要となる。また、売れるかどうかはマーケティングにかかっており、専門的な知識も当然のことながら体得しなければならない。そういう意味で、不労所得の種類や方法には、得るまでの段階で重労働が必要となるケースもあることは知っておいてほしい。

不労所得で生活したいならば、「いかに簡単に、定期的なメンテナンス程度の小さな労働で、大きな利益を安定的に得るか」が、不労所得の作り方を選ぶうえで重要だ。

不労所得を得るメリットは?

不労所得を得ることは、人生の自由度を上げることにもつながる。給与以外に一定の収入源を確保できていれば、仕事を選ぶ際にも給与の高い安いを基準にする必要がなくなり、好きなことを仕事にしやすくなる。さらに、働く時間を自分でコントロールし、プライベートな時間も作りやすくなる。

不労所得を得るメリットはたくさんあるはずなのに、実際に不労所得を得るための行動をしている人はあまり多くない。それはおそらく、お金に対する考え方に理由がある。

不労所得の対比にあるのは、勤労所得だ。勤労所得は、その名の通り働いて得る収入のことで、主に会社などの給与所得をさすことが多い。

収入を増やすというと、多くの人は勤労所得にひもづいた会社の給料をあげるための方法を模索するのではないだろうか。残業や休日出勤によって労働時間を長くする、役職手当をつけるために出世する、年収アップが見込める別の業界に転職する、など。しかし、それでは一向に人生の自由度は高まらない。

まずは、「収入=汗水流して働いた分の対価」という考えを捨て、「小さな労働で大きな利益を安定的に得る仕組みを作る」という考えにシフトすることから、不労所得を得る道は始まるのだ。

不労所得だけで生活したい!向いている人とは?

不労所得の種類・方法を紹介する前に、「不労所得だけで生活したい!」という希望を持っている人の中で、どんな人が向いているかを伝えておこう。

不労所得を得たい層でまず思い浮かぶのがサラリーマン・公務員である。副業から不労所得に挑戦し、最終的には不労所得だけで生活したいと考えている人も多いだろう。

また、不労所得を得たい層だと、最近では大学生や20代の若い世代も意欲的だ。ツイッターなどのSNSから情報を頻繁に得られる時代のため、不労所得での生活が記録されたブログなどをSNS経由で読み、「将来は会社員にはならずに不労所得で生活する!」と意気込んでいる人も多いのではないだろうか。

さらに、働いていないニート層のなかには「不労所得で一発逆転したい!」と願う人もいることだろう。

結論、不労所得で生活したいならば、その人の生き方の属性として向き・不向きはないと言える。あえて向き・不向きを挙げるとすれば、「学ぶこと」を怠る人は向いていないかもしれない。

不労所得を得たいと思うならば、不労所得の種類・方法を学び、もっとも労働が少なく、対価を安定的に得られる不労所得の作り方を厳選する意志が必要となる。つまり、「不労所得で生活するために学ぼう!」という意志をもつ人は、どんな人であれチャンスがあるということだ。

[関連記事] 労働集約型の副業をやめて不労所得を得るべき理由

保存版!不労所得の種類・方法の大全集

では実際に、不労所得の種類・方法をチェックしていこう。この大全集は保存版として、不労所得の種類や方法を思い出したい時に繰り返し読んでもらいたい。

まず、不労所得を得るための方法と種類別に、収入と難易度をマップで紹介する。難易度は、稼働時間やコスト、リスクなどを総合的に考慮し判断している。収入や難易度は、かける金額や状況によって変化するため、あくまで目安となる。

なお、「おすすめの不労所得は何か」という結論から知りたい人は、記事後半の「月10万円〜50万円以上稼ぐ!おすすめの不労所得とは」という項目で解説しているので、そちらを先に読んでもらってもよいだろう。

それでは、不労所得の種類・方法にはどのような例があるかそれぞれ紹介していく。

資産運用、投資系不労所得の種類・方法

預金(不労所得予想額:月1,000円未満)

預金で得られる不労所得は、ローリスクローリターンなものである。2010年のデータでは預金利子は銀行普通預金で0.02〜0.09%程度、300万円未満の1年定期で0.06〜0.42%程度とされている。毎月利払いと年2回利払いがあるが、まとまった不労所得を得るためにはかなりの預金額が必要だ。

債券(不労所得予想額:月1万円未満)

日本国債の不労所得としてのメリットは元本を国が保証していることである。国にお金を貸すことになるので、日本がつぶれない限り元本保証で利回りも確定している。

日本円で貯金するよりは多少金利が高いことがメリットではあるが、銀行預金と同様にローリターンであることがネックだ。2018年の新発10年国債の金利は5年満期の場合0.08%程度なので、不労所得として金利収益を得るならばかなりの金額の債券を購入しなければならない。

確定拠出年金(不労所得予想額:月1,000円未満)

確定拠出年金は、一定の金額(会社員は月2.3万円が上限)を給料から掛け金として拠出し、決められた投資信託で運用する制度だ。普通に投資信託を買うよりも、購入時の手数料が安く、税金が非課税になるという大きなメリットがある。

節税対策としても活用することが可能で、多くの会社で導入が進んでいる。また、会社員だけでなく、自営業や専業主婦(夫)でも加入できる個人型確定拠出年金(iDeCo)もある。

ただし、確定拠出年金は60歳にならないと引き出しができないうえ、分配金(運用益の分配)は自動的に再投資されるため、60歳未満で不労所得を得て生活する方法としては選択肢には入らない。そのため、将来のための資産運用の一つとして活用するのが主な目的となるだろう。

株式投資(不労所得予想額:月1万円未満)

株式投資は、不労所得の中でもメジャーなものだといえる。デイトレードや配当金投資といった方法がある。相場の値動きをよんで値上がり益(キャピタルゲイン)を狙うデイトレードは、頻繁に相場をチェックする必要があるため、不労所得を得る方法としては企業が株主に利益を分配する仕組みである配当金(インカムゲイン)を狙った投資がよいだろう。

配当金目的の投資の場合は、一度投資をした後はポートフォリオのメンテナンスですむが、配当利回りは高い会社で2%、低い会社は0%のところも多く、東証一部全体だと1.44%となる(2018年のデータ)。

株で利益を得る人の多くは、株価の値上がりを期待して買う手法であり、不労所得となる配当だけで年間15万円得ようとすると元手が1,000万円程度は必要な計算になり、普通の会社員が投資して不労所得を得るには現実的ではないだろう。

FX(不労所得予想額:月1万円未満)

FXも株式投資と同様に、不労所得を得るのに注目されている方法である。FXは、「外国為替証拠金取引」のことで、日本円とドルやユーロなどの外国通貨を売買し、その差を利益として得る投資方法だ。

FXの特徴はレバレッジと呼ばれる、元手の最大25倍までの取引が可能になる点である。ただし、これはハイリスクハイリターンの運用であり、為替変動による損失リスクも莫大なものになる可能性があるため、通常は1〜3倍程度での運用がベターだろう。

FXでは、通貨間の差益を目的とした投資方法だけでなく、スワップポイントとよばれる通貨間の金利差から利益を得る方法もある。低金利の通貨で高金利の通貨を買うことで、その金利差分の利益を毎日受け取ることができる。

投資信託(不労所得予想額:月1万円未満)

投資信託は、不労所得の種類の中でも株式投資や債券投資に近い方法だが、投資信託は株式や債券などの運用をプロであるファンドマネージャーに委託することができるため、運用の手間が省けるのがメリットだ。

また、通常個人ではなかなか購入できないようなアジアや南米など新興国の株式に投資する投資信託もあり、それらが1万円など少額から購入できる。ただし、運用コストとして手数料がかかる点がデメリットである。

株でいう配当にあたる「分配金」という制度があり、運用で得た利益の一定割合が購入者に還元される。分配金は不労所得にあたるが、投資信託の銘柄によっては購入した株や債券を切り崩して分配金を出すものが多くあり、そのような投資信託は切り崩した分だけ価値が下がることになる。

また、投資信託に限らず、分配金や利息などの運用で得た利益は、再投資にまわした方が、複利の効果により大きな収益が期待できる。投資信託で不労所得を得るには、株や債券などと同じく多額の資金を要するため、不労所得というよりは将来に向けた資産運用の一つと考えたほうがいいだろう。

先物取引(不労所得予想額:月1万円未満)

先物取引とは、あずきやトウモロコシなどの農作物や、プラチナや金などの鉱物の中で将来的に値段が上がりそうなもの、あるいは値段が下がりそうなものを予測して売買し、利益を出す投資方法である。

FXと同じく、レバレッジを効かせることも可能だが、値動きが激しいためハイリスクハイリターンの覚悟が必要な分野でもある。投機の要素が強く、不労所得を得るには向いていないだろう。

仮想通貨(不労所得予想額:変動幅が大きく不明)

仮想通貨は、最近急激に人気をあげている投資方法だ。ビットコインを筆頭に複数の銘柄があり、全世界で600種類以上の仮想通貨が存在する。

もともとは貨幣の枠を超えて使用できる決済・送金方法としてブロックチェーンをという仕組みをもとに考案されたものだが、現在は価値の上下が激しく、その変動値を利用して利益を得ることを目的に仮想通貨を購入する人も多い。

しかし、株や債券などと違い本質的な価値を測る手段がないため、割安か割高かの判断が非常に難しい。損失を被る可能性もあり、不労所得としての仮想通貨は、まだ未開の分野であるといえる。

ネット系不労所得の種類・方法

アフィリエイトブログ(不労所得予想額:月1万円~20万円)

インターネットを利用した不労所得として人気の高い方法がアフィリエイトブログだ。ネット上に専門性の高いサイトを立ち上げて閲覧数を増やし、ほかの販売サイトへのリンク経由で商品が購入された場合に広告料金を獲得できる。

アマゾンや楽天など多くのサイトがこの仕組みを採用していて、単価が高いクレジットカードの作成やFX講座の作成は、1件10,000円以上など収益が大きい分、ブログ間の競争も激しい。

作成したブログが常に検索で上位表示されれば、月数万円~20万円程度の安定した不労所得が得られることもある。しかし、ネットの知識や専門性の高い記事の作成ノウハウが必要であり、不労所得を得るまでには毎日数時間を半年~1年程度費やすなど労力がかかることも覚えておこう。

YouTube(不労所得予想額:月1万円~20万円)

もう一つ、ネットの広告料金で不労所得を得る方法としてYoutubeがある。ユーチューバーという不労所得だけで生活する職業が確立されてきているが、話題になる動画を日々新しくアップしていく必要があり、不労所得とはいえ、ほぼ労働収入並みの努力がいるジャンルでもある。

1再生ごとに0.1円程度が広告収入として入ることになるため、月10万円を得たいのであれば月100万回の再生が必要となる。人気が出ればチャンネル登録してもらえるので、固定ファンが新しい動画を観てくれやすくなるが、そうなるまでに少なくとも数百本単位で動画を作成する必要がある。

ビジネス系不労所得の種類・方法

不動産投資(不労所得予想額:月10万円〜50万円)

不労所得で安定した収入が見込める方法として有望なのが、マンションやアパートのオーナーになる不動産投資(アパート経営、マンション経営)である。数百万円などある程度の元手は必要となるものの、利回りが良く安定的に家賃が入る物件を購入できれば、月10万円〜50万円程度の高い収益を維持することが可能となる。

建物の維持・管理についても管理会社などに委託できるため、労働力もほぼかからない。ただし、ほとんどの場合、数千万円程度を銀行から借りて収益物件を買うことになるので、失敗したときのリスクは大きい。最初の段階で下調べの学習をしっかり行う必要があるため、その点は留意しておく必要があるだろう。

本の印税、ライセンスなどの権利収入(不労所得予想額:月1万円未満)

本の印税や歌の印税、各種ライセンス権利による収入も不労所得だといえる。しかし、本の印税は書籍代金の6〜12%程度が多く、この割合は著名作家でも大きくは変わらない。100万円の収入を得るためには、1万部程度は売る必要があり、初版3,000部程で終わってしまう本が7割だといわれるなか、難易度は高いといえるだろう。

この分野で不労所得が発生するまでにはかなりの専門的な能力と、書き手としての実力、売り上げにつながるまでの綿密なマーケティングを担える編集者の存在が必要となる。一般的な不労所得で生活したいと考える人が参入するには障壁が極めて高い。

シェアリングサービス(不労所得予想額:月1万円〜10万円)

最近、人気がでている不労所得の種類として、シェアリングサービスがあげられる。Airbnb(エアビーアンドビー)などの民泊や、Anyca(エニカ)のような車の貸し出しといった方法で不労所得が得られる。

Airbnbでは、新たに民泊用の部屋を借りて旅行者などに貸す方法もあるが、自分で住んでいるアパートの空いている一室を貸しに出す人も多い。滞在希望者と鍵の受け渡しや値引き交渉などさまざまなやり取りやメール対応をしつつ、清掃業務の手配などもしないといけないため、それなりの労働が必要となる。

現在、民泊は所定の地域で届出を行って運営する必要があるが9割以上は未届けで行っており、近隣住民や管理会社経由で行政から指摘が入ることによって辞めざるを得なくなることも多い。

法規制の変化などさまざまな動きがあるため、今後の動向を注視したい分野でもある。多少の労働が常に必要だが、Airbnbで複数の部屋を運営することにより、月数万円〜10万円程度の不労所得を得ている人は少なからず存在する。

公的制度系不労所得の種類・方法

  • 公的年金、恩給
  • 失業保険、傷病手当金
  • 生活保護、ベーシックインカム

公的制度による不労所得と呼べるような収入には、高齢者になった際の保証である「公的年金・恩給」、仕事を失ったり、疾病にかかったりした場合の「失業保険、傷病手当金」、生存権の最低限を保証する「生活保護、ベーシックインカム」などがあるが、どれも不労所得だけで暮らすという積極的な選択肢には入らないので参考までの紹介となる。

棚ぼた系不労所得の種類・方法

  • 宝くじ、パチンコ、競輪、競馬などのギャンブル
  • 親族の遺産

こちらも参考までの紹介となるが、不労所得としてギャンブルに可能性を見出すという人も中にはいるだろう。しかしながら、公営ギャンブルは基本的に胴元が勝つような仕組みとなっており、勝ち切ることはほぼ不可能である。

代表的なギャンブルの還元率は、宝くじが約45%、競馬・競輪が約75%、パチンコが約85%、カジノが95%程度なので、海外に行ってカジノを行う以外は負けることが確定しているといっても過言ではない。ギャンブルではなく、堅実に不労所得を得る方法を模索することをおすすめしたい。

その他の不労所得の種類・方法

太陽光発電

持ち家をもっている人に限られる不労所得の種類となるが、太陽光発電も不労所得を得る方法として考えられる。ただし、太陽光発電は助成金などが出るとはいえ、初期費用が数百万円かかり、売電金額も一戸建て程度の広さでは限りがある。太陽光発電で儲けがでるかはしっかりと見極めが必要だ。

駐車場、コインランドリー、自販機などの運営

不労所得を得る方法として、駐車場、コインランドリー、自販機などの労働力が少ないビジネスを行うことも考えられる。これらの不労所得ビジネスは、手間はかからないが、集客が見込める立地に設置できているか否かで大きく利益の差が生まれるため、その点の見極めが必要となる。

[関連記事] 株やFXなどの投資と、不動産オーナーになることの違いとは?

不労所得の税金・税率はどうなる?

不労所得を得るうえでは、税金や税率も気になるところだろう。不労所得も収入となるため、当然税金がかかる。ここでは、不労所得として代表的な課税対象となる配当所得、事業所得、不動産所得について紹介する。

配当所得とは

配当所得とは、株式やFX、投資信託などから得た配当金や分配金に対しての不労所得のことで、「収入金額−元本を取得するための負債の利子」で計算する。また、以下の3種類の方法があるので、それぞれのメリット・デメリットも知っておこう。

①配当控除を受ける

配当金、分配金などの利益が合計38万円以下であったり、課税所得が195万円〜330万円以下であったりする場合には、配当控除によって税金を安くすませることができる。ただし、確定申告が必要となる(なお、課税所得が195万円以下の場合は控除が用意されていない)。

②株式との損益計算を行う

配当金、分配金などの利益が合計38万円以上あったり、課税所得が330万円以上あったりする場合に、株式との損益計算を行うことでで税金を安くすませることが可能だ。こちらも確定申告が必要となる。

③20.315%の源泉徴収を支払う

配当金、分配金などの利益に対して、最初から源泉徴収分を支払う方法だと確定申告は必要なくなる。しかし、①②の手法よりも不労所得に対する税率は高くなってしまう。

事業所得とは

事業所得にあたる不労所得で代表的なものは、アフィリエイトブログやyoutubeによるネット収入などである。事業所得以外に雑所得とよばれる区分もあるが、「生計を立てている」「継続して収入を得る」ということであれば、事業所得で申告するのが一般的だ。

事業所得では、年間20万円を超える場合には確定申告が必要となり、「総収入金額−必要経費=事業所得」で計算を行う。なお、事業所得か雑所得かの判断については、個々のケースで判断が難しいため、税理士や税務署に相談することをおすすめする。

不動産所得とは

不動産所得は、マンション・アパート・駐車場や土地貸付で得た不労所得をさす。不動産所得は「総収入金額−必要経費=不動産所得」で計算をする。必要経費には、土地の固定資産税やマンションなどの管理費・修繕費、建物に対する保険料、減価償却費などが含まれる。また、不動産所得にあたる不労所得の場合にも確定申告は必要となる。

不労所得の青色申告は税理士または税務署へ相談

確定申告で、最大65万円の特別控除によって税金を節約することのできる青色申告控除を受けたい場合は、複数簿記による記帳が必要となり手続きが複雑となる。そのため、不労所得で青色申告を行う際には税理士および税務署へ相談しよう。

[関連記事] 「節税できる不動産投資」と「儲かる不動産投資」はまったく別?

初心者は不労所得詐欺に気をつけて!

ここまで、不労所得についてくわしくみてきたが、初心者が気をつけるべきは「何もしなくても簡単に不労所得が得られる」「素晴らしい不労所得の作り方がある」などと、甘い言葉で勧誘してくる情報商材やネットワークビジネスなどの不労所得詐欺である。

以下のような例は絶対に気をつけるべきなので、頭の片隅に置いておこう。

ポンジスキーム

100年前に実在した詐欺師ポンジが行った詐欺から命名されており、実際は存在しない事業の出資などの話を持ち掛け、自転車操業のように他人から集めた出資金をあたかも配当金や分配金のように与え、そのサイクルを続ける行為である。日本でも、オレンジ共済組合や安愚楽牧場の出資詐欺などが過去にあった。

ピラミッドスキーム

加盟店が自分の加盟店を募るピラミッド型の運営において、存在しない事業や投資をうたう詐欺行為である。「ネズミ講」ともよばれる。「無限連鎖講の防止に関する法律」で規定されており、商品や商材そのものに実態がないのに、架空の商品や商材にあたかも実態があるかのように装って取引を続ける行為は禁止されている。

元本保証をうたう

法律で、元本を保証する行為は禁止されているため、元本保証をうたう時点で、違法行為である可能性が高い。

このような事例は、不労所得詐欺である可能性を疑い、関わる前に別の方法を模索するのが賢明だろう。そのためには、不労所得ビジネスに精通しているような信頼できる人脈や情報網を構築することが重要である。

月10万円〜50万円以上稼ぐ!おすすめの不労所得とは?

不労所得はそれぞれのメリット・デメリットがあるため、単純なランキング形式で不労所得に優劣をつけることは難しいが、今まで紹介してきた不労所得のなかでも、月10万円〜50万円以上の収益が見込め、不労所得で生活していける可能性が高いおすすめの不労所得の種類・方法を3つ紹介する。

なお、準備段階での学習コストとリスクについても、それぞれどれくらいか目安で評価しているので参考にしてほしい。

不動産投資での不労所得

学習コスト:初期段階にはノウハウの習得などが必要だが、一旦収益が上がれば再現性がある
リスク:利回りの悪い物件を掴むとうまく収益が上がらない可能性がある

不労所得として、月10万円〜50万円以上の収入を堅実に安定的に得たいのであれば、不動産投資はとてもおすすめできる方法だ。不動産投資は、ビジネスの外注先が多いのも特徴で、入居者管理は管理会社に任せることができ、リフォームも工務店に依頼すればよいため、物件購入後の労働力がほとんどかからない

リスクとしては、不労所得を得る前の元手がかかることや、利回りの悪い物件を掴んでしまうと収益が上がらずに経営が回らなくなるといったケースが考えられる。しかし、セミナーや書籍などでしかるべき知識を得て不動産投資ビジネスにのぞめば、年収数百万円程度でも上手にローンを組み、月10万円〜50万円以上を生み出す利回りの良い物件を獲得することは不可能ではない。

[関連記事] 年収と自己資金がいくらあれば不動産投資を始められる?

アフィリエイトブログなどのネットでの不労所得

学習コスト:専門的な知識が必要で、メンテナンスにもパワーを割かなくてはならない
リスク:費用面ではサーバ代・ドメイン代程度なので低リスクですむ

アフィリエイトブログは、月10万円〜50万円以上を稼ぎだす不労所得の種類・方法の中では、低リスクですむのが魅力である。ほかの不労所得では初期費用がかかったり、準備する資金が必要だったりするケースがあるが、アフィリエイトではサーバ代・ドメイン代の年間数千円程度ですむことがほとんどだ。

しかし、学習コストや運用面で考えると、アフィリエイトは手間のかかる不労所得でもある。サイトを準備する段階でネットや専門分野の知識が必要で、大量の記事執筆も行わなければならない。さらに、昨今ではGoogle検索エンジンの動向も激しいため、動きに合わせたメンテナンスのパワーがかかる。知識と根気がなければ、アフィリエイトブログで不労所得を得続けるのは難しいだろう。

株式投資またはFXでの不労所得

学習コスト:学習コストがかかり、相場については常にチェックする必要がある
リスク:元手が必要なうえに元本が0、FXでは元本以上の損失を被る可能性もある

株式投資やFXは、不労所得で語られる分野の中ではもっともポピュラーといっていい手法だろう。しかしながら、その運用は決して楽なものではない。手間のかからない配当金目的の投資でも、投資を始める前の段階から、銘柄の知識や為替相場の知識、世界的な経済情勢など多くの学習が必要となる。

運用が始まった後も、相場は常に動いているため、定期的に相場をチェックして元本割れを起こさないように監視したり、資金をこまめに移動させたりする労力もかかる。さらに、FXではレバレッジという証拠金の25倍までの取引が可能となるが、判断を誤った場合は巨大な損失を抱える可能性もある。

しかし、少ない自己資金でもハイリターンを見込めるのが株式やFXの最大の魅力でもあり、年間数千万円以上の利益を得るスーパープレイヤーも存在する。

[関連記事] 普通の会社員でも毎月50万円以上の利益を得られるノウハウとは?

不労所得を得ることで人生は豊かになる!

ここまで不労所得で生活するために必要な知識と、おすすめの不労所得の種類・方法をくわしくみてきた。不労所得の作り方を知り、生活できるだけの収入の基盤が確立されることによって、「好きなことを仕事にできる自由」や「プライベートな時間を充実させる自由」を手に入れることができる。

それは、収入を得るために労働に時間を割いている時にはできなかったことに、思い切り挑戦できるようになるということだ。チャーリー・チャップリン(1889~1977)も以下のような言葉を残している。

「人生は恐れなければ、とても素晴らしいもの。人生に必要なものは勇気、想像力、そして少しのお金だ」

“Life can be wonderful if you’re not afraid of it. All it takes is courage, imagination… and a little dough.”

豊かな人生には、お金も必要だということ。不労所得を得ることで、人生は豊かになる。ぜひとも、不労所得を手に入れるための第一歩を踏み出してみてほしい。

この記事の監修者

不動産投資ユニバーシティ代表 志村義明
大学を卒業後、大手シンクタンクに入社。リテール金融ビジネス向けの業務に従事。愛知、埼玉、山梨等で不動産賃貸業を展開し、会社員時代に合計100室超を購入。高利回り物件の投資を得意とし、保有物件の平均利回りは16%超にのぼる。現在は不動産会社(宅地建物取引業者 東京都知事(2)第98838号)を経営。
詳細プロフィール

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