収益物件の概要資料・レントロールの目利き6(愛知RC物件)

2020年12月17日1,161

愛知県の郊外にあるRC物件の概要資料を見てみよう。

利回りは12.97%とRC物件にしては悪くなさそうだ。

前回と同じく、この概要資料のどこを確認するべきかをまずは考えてみてほしい。

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では解説を始めよう。

昭和63年築なのでやや古いが、建物も1,214㎡あるので、積算評価も出る可能性がある。

容積率も200%なので適法物件だ。

レントロールがないので詳細な確認が出来ないが、店舗の入居具合をまずは気にするべきだろう。

例え店舗にテナントの入居があったとしても、このような郊外の住宅地域ではよくよく慎重になった方がいい。

総家賃に対する店舗家賃の比率が2割を超えていたら、かなり危険だ。

「過去10年以上入居している」

「地元にしっかり根付いた企業が事務所として使っている」

などの、不動産会社からの甘言に騙されてはいけない。

もう一点気を付けるべきなのは、駐車場を借地している物件だという点だ。

このような郊外では1戸に1台以上の駐車場が不可欠だが、図面からは隣地の土地を借りて駐車場にしているようだ。

この駐車場の借地料が6.4万円と高額だ。この金額を加味すると利回りは12.97%から12.45%まで落ちる。

この物件は4F建ての1Fが全て店舗なので、店舗比率が恐らくそれなりに高いと思われる。

凄く良いと断言できる物件ではないが、レントロールは一応取り寄せてもいいだろう。

この記事の監修者

不動産投資ユニバーシティ代表 志村義明
大学を卒業後、大手シンクタンクに入社。リテール金融ビジネス向けの業務に従事。愛知、埼玉、山梨等で不動産賃貸業を展開し、会社員時代に合計100室超を購入。高利回り物件の投資を得意とし、保有物件の平均利回りは16%超にのぼる。現在は不動産会社(宅地建物取引業者 東京都知事(2)第98838号)を経営。
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