楽待・健美家・不動産連合隊はどれを使うべきか

2023年01月17日73,287

インターネットには多くの物件が載っている。

私はインターネットを利用した収益物件の検索は、毎日欠かさずやるべきだと思う。

特に、不動産会社と接点が少ない投資を始めた初期段階では、複数のサイトを欠かさずチェックすることが重要だ。

この作業は毎日やっても1時間以内で終わるだろう。

これが出来ないようでは、不動産投資で成功することは難しいと考えてほしい。

ネットは確かににはいい物件が多いとは言えない。

価格が高くても、指値を行って良い物件に仕立て上げることは可能な場合があるが、50回試して1、2回上手くいくかどうかだろう。

確率はかなり低いがゼロではない。トライはするべきだ。

ネットを使って物件を探すべき理由

ネットを利用して物件を探す行動には、直接物件を探す以外に二つの利点がある。

一点目のメリットは、今現在の収益物件の相場観を養える点だ。

ネットに載っている売れ残り物件は多くの場合価格が高いことがネックになっている。不動産会社から個別に物件の提案を受けた際に、その物件が割安なのか相場通りなのかを判断するためには経験が必要だ。

ネットに載っている物件を数多く見ていれば相場感が養えるので、瞬時にそれがわかるようになる。

ネットを利用することの二つ目の利点は、不動産会社とのつながりを作れる点だ。この効用は非常に大きい。

買いたい物件に指値が通らなくても、物件の資料請求とそれに付随するやり取りを通じて、その不動産会社の将来的な顧客として認識してもらうことが可能だ。

不動産投資家として購入物件の基準を持っており、融資が付く目途があるのであれば、その不動産会社の潜在的な顧客として扱ってもらえる可能性がある。

資料請求した物件に買付を入れなくても、次に良い物件があれば提案して欲しい旨を伝えれば、いずれ個別に連絡が来る。その会社の物件情報を配信するメルマガに登録してくれたりすることもあるだろう。このような繋がりを多く構築し、ネットに載っていない物件情報をだんだん入手していくのだ。

ちなみに、私はネットに掲載されている物件を購入したことがある。いい物件ばかりを購入している人の中にも、ネットで掲載している物件を多く購入している人の話も沢山聞いて来た。

ネットに載った時点でダメな物件だというわけではないのだ。根気よく探せば物件は必ず見つかる。

以下より、それぞれの検索サイトについて解説を行うので、参考にしてみて欲しい。

楽待

http://www.rakumachi.jp/
「らくまち」と読む。

今や名実ともに収益不動産の検索でトップのサイトになったが、もともとは投資家と不動産会社のマッチングがメインであった。

その後、物件掲載数の拡充を行い、30万件以上の物件が登録されているサイトに成長した。

このサイト独自のマッチング機能は未だ健在であり、検索されないクローズドな物件の提案を個別に受けることが可能だ。

収入証明を提出する会員になれば、不動産会社からの信頼度が格段に上がるので、多くの未公開物件の提案を受けることが可能となるだろう。

多くの提案を受けるコツとして、毎日ログインすることと、しっかり返信を行うことの2点を守る必要がある。希望ニーズのハードルは出来るだけ下げ、不動産会社との信頼関係構築に重点を置く使い方の方が賢い。

楽待は不動産投資を行う上で外せないサイトだ。検索サイト自体の使いやすさも抜群であるが、マッチング機能を重点的に利用する方が良いだろう。

漢字を間違えることが多いが、「楽街」ではなく「楽待」だ。

健美家

http://www.kenbiya.com/

総合的に不動産物件を扱う検索サイトの草分け的な存在として、2005年頃から運営されている。読み方は「けんびや」だ。

元オラクルのエンジニアがほぼ一人で作ったと言われており、利回りの検索を始めとする検索条件の複数指定が可能となっているなど、非常にユーザビリティに配慮した作りになっている。

物件の数は多く、20万件前後が常に掲載されている。このサイトをチェックしている投資家の数は非常に多いが、物件の質がすごく高いわけではない。健美家にしか載っていない物件は少なく、他のサイトと重複して掲載されている物件が多い。

ただし、使い勝手は非常によく短時間で検索が可能なので、毎日に検索するサイトの中には入れておいた方が良いだろう。

Home’s

http://toushi.homes.co.jp/

ホームズは賃貸サイトが有名だが、投資用のサイトも存在する。物件の質は健美家と同程度だ。掘り出し物は少ないと言える。

国交省のデータから空室率を検索するページがあり、こちらの機能はかなり使える。物件を購入する際に、その市町村でどの程度空室があるのかの目安がわかる。

また賃貸のページと連動して、そのエリアがどの程度検索されているかを確認する機能もある。賃貸需要を見極める際に、参考にしてみてもいいだろう。

不動産連合隊

http://www.rals.net/

CMをやっているので見たことがある人も多いだろう。

お金が潤沢にある会社なのかと思いきや、検索サイト自体の使い勝手は非常に悪く、どこに何があるのかがわかりずらい。

加えて、都道府県別にしか検索出来ない機能もハッキリ言って使いずらい。ただしここにしか掲載されない物件もあるので、時間があればチェックすると良いだろう。

こちらも漢字を間違えることが多いが、「不動産連合体」ではなく「不動産連合隊」が正しい。

不動産ジャパン

http://www.fudousan.or.jp/

宅建業者向けのサイトであるレインズを管理している公益財団法人不動産流通近代化センターが運営しているサイトだ。

レインズと連動しており他のサイトにはない物件も数多くあるが、収益物件に特化した検索サイトではないためユーザビリティは非常に悪い。収益物件を探す場合は、倉庫、駐車場、ホテルなども掲載されている「事業用物件」から探す必要があり、検索に時間がかかる。

また、利回りはおろかRCや木造などの構造も検索条件として指定することも出来ない。検索対象エリアも市町村まで指定しないと検索が出来ないため、チェックボックスに全市町村にチェックを入れるだけで結構な時間を要する。

ただし、元付物件が多いことのメリットは計り知れず、このサイトをくまなく毎日見ている人は稀だろう。サイトの使い勝手の悪さが、逆に希少性のある物件を探せるチャンスを生んでいるともいえる。

at home

http://toushi-athome.jp/

こちらも賃貸用のサイトが有名だが、収益物件も専門のサイトが存在する。

レインズにも緩く連動していて独自の物件情報が存在するが、掲載料金が必要となっているため不動産ジャパンよりはレンズとの連動性は低い。

サイト自体は綺麗だが、何故か都道府県単位での検索しか出来ず、使い勝手はイマイチだと言える。

不動産ジャパンで毎日検索するのが辛い人は、次点の策としてat homeを利用するという選択肢は悪くない。

ノムコム・プロ

http://www.nomu.com/pro/
大手の野村不動産アーバンネットが運営する検索サイト。大手ゆえに元付物件を数多く抱えており、物件の独自色は非常に高い。

ただし掲載数は少ないのですぐに見終えることが出来る。毎日見ていれば、掘り出し物が見つかる可能性がある。

まとめ

不動産投資を始めようと思っている人は、上記のサイトの中から最低でも2つ(出来れば3つ以上)を毎日見ることが必要だ。

これを3か月続ければ、必ず物件は購入できる。

私は沢山の物件を買っている投資家を多く知っているが、物件を何十億円買っていても、未だ毎日検索サイトで物件の相場感を養いながら物件を探している人を複数人知っている。

結局のところ、よい物件の特別な紹介ルートなどというものは存在しないのだ。

地道な活動を根気よく行えるかどうかが、数年後の大きな差となることは間違いない。

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不動産投資で成功することを本気で目指しているのであれば、ぜひ受講してみて欲しい。


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この記事の監修者

不動産投資ユニバーシティ代表 志村義明
大学を卒業後、大手シンクタンクに入社。リテール金融ビジネス向けの業務に従事。愛知、埼玉、山梨等で不動産賃貸業を展開し、会社員時代に合計100室超を購入。高利回り物件の投資を得意とし、保有物件の平均利回りは16%超にのぼる。現在は不動産会社(宅地建物取引業者 東京都知事(2)第98838号)を経営。
詳細プロフィール

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