どんな性格の人が不動産投資に向いているか
結論から言うと、不動産投資に性格の向き不向きはない。
投資は利益を上げる目的で行うものであり、目標に向けて努力出来る資質を備えていれば、誰でも成功出来る。
強いて言えば、不動産投資は多かれ少なかれ融資を引いて借金をする必要があるので、借金に対して必要以上にリスクを感じたり、論理を超えた抵抗感を覚える人は止めた方が良いだろう。
成功者の共通的な特徴とは
性格的な向き不向きはないものの、不動産投資で成功する人は行動面において共通的な特徴があるのも事実だ。
それは次の3点だ。
- 行動量が多い
- 選定基準をしっかり持っている
- 意思決定が早い
一点目の行動量の多さについては、不動産を複数購入している人は明らかに秀でている場合が多い。
多くの物件情報を貰うためには沢山不動産会社を回ったり、ネットで毎日情報を検索することが求められる。
何棟も物件を買っている人も、物件情報の特別な仕入れルートを持っていることはまれだ。
多くの場合、沢山の不動産会社と付き合う関係を構築しながら、沢山の物件情報を得て取捨選択しているのだ。
融資金融機関の開拓も行動力が必要だ。
収益物件への融資に対して、よほど定型化された融資プロセスが金融機関内でない限り、物件を持ち込んでも10回中9回は断られる。
可能な限り沢山の金融機関を回ることが、有利な条件で融資を引くためには必要なのだ。
選択基準を持つことの重要性
不動産投資で成功する人の二点目の特徴は、「選択基準をしっかり持っている」かだどうかだ。
自分が不動産投資で目指すものを明確に決めることは大変重要だ。
「1年後までにキャッシュフローを毎月30万円得る」
「一都三県で利回り10%以上の物件を購入する」
など、自分が目指したいものを、出来れば長期目標と短期目標に分けて作ろう。
不動産投資が難しいのは、ある物件で融資を受けて買ったとしても、他の金融機関からその物件を保有していることが収益面や資産評価面でマイナスに見られる場合があることだ。
それらの金融機関からはその後、追加で借りられなくなる可能性が出てくることになってしまう。
物件を購入したことで目標に近づいたと思いきや、大きな視点で見ると目標から後退している場合があるのだ。
なかなかいい物件が見つからない状況は、不動産投資をしていれば誰しも経験する。
その状況下でも、自分が立てた戦略に沿った物件選定基準を守り続け続けられるかが、目標を達成出来るかどうかの分岐点になるのだ。
意思決定の早さが物件購入に欠かせない理由
成功する人の特徴の三点目の「意思決定の早さ」については、不動産会社との実際のやり取りをイメージしてみるとわかりやすいかもしれない。
いい物件情報が出てきてもすぐに判断が出来ない人は、不動産会社から段々相手にされなくなります。
予め買うと決めた基準に合致したのであれば、迷うことなく判断しなければならない。
判断が出来ないのは、単純な不安感から来ているか、判断するための情報が足りないかのどちらかだ。
いずれの場合においても、「なぜ意思決定が出来なかったのか?」は自分の中で明確にする必要があるだろう。
以上の三点が不動産投資で成功している人の共通点だ。
これらの特徴は生まれた時から先天的に備えているというよりは、意識的な努力によって身に付けている人が多い。
生まれ持った性格が投資に向いていたわけではなく、物件を購入するという明確な目標に向けた努力の中で、成功者に共通する思考パターンとして存在するものだと言える。
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