収益物件の高値売却のためのマイソクの作成方法

2020年12月16日1,222

収益物件を高値で売却する際のポイントは、価格に対してどれだけ魅力的な物件かを買主に知ってもらうことに尽きる。

収益物件を探している不動産投資家は、常に多くの不動産情報を比較検討している。

自分の希望する条件以上で買主を見つけるためには、沢山の物件情報を日々仕入れている不動産投資家が、一目で魅力的だと判断出来る物件概要を作成することがまず第一歩だ。

今回はこのマイソクと呼ばれる物件概要の、魅力的な作成の仕方を説明していきたい。

なぜ魅力的なマイソクが必要なのか?

一般的なマイソクには、「○○駅徒歩8分」、「スーパーまで500m」などのように、必要最小限程度の情報しか載っていない場合が多い。

売主や仲介業者は、「詳細な情報が知りたければ、買主が勝手に調べるだろう」という思い込みがあるのかもしれないが、高値売却につながるマイソクの作成方法としては不十分だ。

もちろん、相場より割安な価格で売り出す場合などは、不十分なマイソクでも買主はすぐに見つかるだろう。

ただ、条件を下げずに高値売却したいと考えているのであれば、先ほども述べた通り、自分の収益物件がいかに魅力的かを上手にマイソクに記載できるか否かで、結果は大きく違ってくるのだ。

まず、買主は「多くの物件概要を日々チェックしている、忙しい不動産投資家」だとイメージして、より詳細に、具体的に物件の良いところを記載することが大切だ。

PC

魅力的なマイソクの具体的な作成法

具体的にどう物件の魅力を示せばよいのかの一例を、下の表でまとめてみた。

【魅力的なマイソクの記載例】

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大切なことは、物件周辺の情報を全く知らない買主が、「これならファミリー需要がありそうだ」「単身者が住みやすそうだ」などのプラスのイメージを瞬間的に持てるかどうかだ。

他にも店舗用の不動産であれば、「人気の○○商店街にあります」「国道○号線沿い」などの立地条件を記載があると良い。

さらに周辺の店の業種や最寄り駅の乗降客数、近隣の学校情報など、収益性に影響を与える情報も記載されていると、より具体的に購入した際のイメージを持ってもらいやすいだろう。

また、こういった詳細なマイソクの提供は、「これだけの情報を丁寧に記載する売主なのだから、安心して取引に臨めるだろう」という良い印象を買主に与えるメリットもある。

不動産の売買は、最終的には売主と買主の1対1の個人間取引のため、最後まで問題なく契約を結べる相手かどうかという点は、不動産投資家にとっては意外と大きなポイントになるのだ。

費用対効果が大きいオリジナルのマイソク作り

こういった詳細なマイソクの作成には、もちろん手間も労力もかかる。

そのため仲介業者に依頼しただけでは、上の表にあるような通り一遍のことが羅列された、いわば「どこにでもある」マイソクになってしまう可能性が高い。

そのため、まずは仲介業者にマイソクを作成してもらった後に、自分で追加情報を調査して書き加え修正するのが良いだろう。

多くの不動産情報情報の中から、まずは買主である不動産投資家の目にとまって、「単身者の入居付けが簡単そうだ」「ファミリー需要が大きそうだ」などと物件に対してモチベーションを上げることができれば、不動産の売値は上がる。

魅力的なマイソク作りのための情報収集は1日がかりの労力を費やすことになると思うが、そういった地味な作業によって、売却価格は数十万から数百万の単位で変わってくる。

相場以上の売却価格で買主がつけば、その分が確実に報酬として跳ね返ってくるのだから、やらない手はないだろう。

高値売却のためにはオリジナルのマイソク作成が大切で、費用対効果がとても大きい作業であることを知っておいて欲しい。

この記事の監修者

不動産投資ユニバーシティ代表 志村義明
大学を卒業後、大手シンクタンクに入社。リテール金融ビジネス向けの業務に従事。愛知、埼玉、山梨等で不動産賃貸業を展開し、会社員時代に合計100室超を購入。高利回り物件の投資を得意とし、保有物件の平均利回りは16%超にのぼる。現在は不動産会社(宅地建物取引業者 東京都知事(2)第98838号)を経営。
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