違反建築物

建物が施工される時点での建築基準法や地域の条例に違反している建築物のこと。また、増改築によって違反となった建築物も含まれる。

通常、建物を建てる場合には「建築確認申請書類」を提出し違反がないかの審査を受け、審査が通った後に工事が開始される。

また、建物完成時に完了検査があり、建築確認申請書類通りの建築物であるか検査が行われ、問題なければ「検査済証」が発行される。

これらの「建築確認申請書類」や「検査済証」が発行されていない建物は、違法建築物である可能性があり、売買の際に金融機関から融資が受けられないなど問題になる場合が多い。

また、建築時点では適法であっても、その後の法改正により違法となってしまった建築物は「既存不適格建築物」と呼ばれる。