不動産投資で失敗しないための方法とは?
今日は不動産投資における「失敗回避」についてお話しします。
ほとんどの人が「失敗物件を買っている」という現実
まずわかって欲しいのは、ほとんどと言っても過言でないぐらいの割合の人が失敗物件を買っているという現実です。
不動産投資ユニバーシティでは、500人の投資家の所有物件を調査したことがあります。
キャッシュフロー率、実勢価格との乖離、入居率などいくつかの項目を設けて、どのくらいの割合の人が優良物件を買えているかを調査したのです。
その結果、優良物件を買えていた人はわずか4.57%しかいませんでした。数にすると20人に1人もいない計算になります。
この中には、失敗物件を買って毎月多くの赤字を出している人や、いま売ったら数千万円の損が出るという状態の人も多数いました。
せっかく不動産投資に取り組もうと決意して取り組んでも、「明らかに失敗物件を買って損をしている」という人が多く存在しているのです。
なぜ多くの人が失敗してしまうのか?
不動産投資は購入時に成否の90%が決まります。
買った物件がイマイチなのであれば、あとから挽回するのはかなり難しいのです。
購入時に買うべきでない物件を何で選んでしまうかというと、中立的なアドバイスしてくれる存在がいないというのが一番の問題です。
だたし、これは投資家側の問題と言うよりも不動産業界全体の構造的な問題です。
日本の不動産業界は買主が得られる情報量が少ない
日本の不動産業界では流通していて売りに出されている物件の価格や、過去成約した物件の価格が基本的に非開示となっています。
そのため、買おうとしている物件が良い物件なのか?割高なのか?割安なのか?は、買主の知識や経験によって判断するしかありません。
不動産会社の営業マンは単に売ることを目的とした存在なので、買うべきかどうかのアドバイスをもらうべき存在でないことがほとんどです。
これはかなり買主不利な状況だと言えます。
例えば欧米諸国を例に出すと、売りに出されている不動産物件の価格はすべて開示することが完全に義務付けられてており、非公開物件というものは存在しません。
海外の不動産市場は、日本の不動産業界と比べると取引の透明性が格段に高いのです。
また欧米では買主の代理人(エスクロー)が存在するので、初めての物件購入でも騙されたりすることは基本的に起きません。
どのように失敗回避するべきか?
このような状況のため、日本で不動産投資をする場合は知識を学ぶことの必要性がかなり高いと言えます。
それゆえ、学んでいたり経験者からアドバイスをもらえるごく一部の大家さんが優良物件を買って成功している一方、大多数の人は失敗物件を買ってから勉強し始めることが多いのが実状となっています。
最初の物件が失敗しやすい理由
また、初心者の多くが失敗してしまう理由として、一棟目の物件は融資が受けやすいという事情もあります。
アパートローンを定型商品として展開している金融機関の多くは、借り入れがあり残債がある状態よりも、借り入れがない(もしくは少ない)人に対して好んで融資を出します。
経験もなく知識がも心もとないなか、融資は出てしまうのでダメな物件でも買えてしまうのです。
当然ながら、このような状況の人たちを狙って売りつける不動産会社も多く存在しています。
勉強することが絶対に必要
不安になるような内容も多かったと思いますが、しっかり勉強して購入するべき物件の基準が明確に作れているのであれば、初心者でも優良物件の購入はいまでも十分可能です。
不動産投資ユニバーシティでは「WEBセミナー」を開催しており、「購入するべき物件の選定基準」や「失敗回避の方法」についてここでしか聞けない内容を詳しく解説しています。
物件資料の見方、融資金融機関の選定、法人の活用方法など、不動産投資全般についてゼロから学べる「無料のWEBセミナー」となっていますので、ぜひお気軽にお申し込みください。
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解説者
不動産投資ユニバーシティ代表。不動産投資家。
大学を卒業後、大手シンクタンクに入社。リテール金融ビジネス向けの業務に従事。東京、埼玉、愛知、山梨等で不動産賃貸業を展開し、合計100室超を保有。累計投資額は10億円超。保有物件の平均利回りは16%超にのぼる。現在は不動産会社(宅地建物取引業者:東京都知事(2)98838)を経営。