講座をやっている理由
「なぜ志村さんは講座をやっているんですか?」
という質問を良く受けるので回答したいと思います。
結論から言うと私は「教えるのが好き」だからこの講座をやっています。しかしながら、ここに行くつくまでには紆余曲折がありました。
最初は講座は存在しなかった
私はサイト「不動産投資ユニバーシティ」を会社を辞めたあと作り始めました。幸い、その段階で既に生活していくのには十分なCFを物件から得ていたので当面困ることはありませんでした。
記事はすべて私が執筆(一部監修)しており、現在数百記事あります。この分野のメディアとしては日本最大級のアクセス数となりました。
メルマガやLINEも幸いたくさんの人に見て頂き、書籍も出版したので、多くの方から不動産投資の進め方について相談を受けました。
私は書くことを通じて情報発信をすることが好きですし、疑問を持っている人にアドバイスをすることにもやりがいを感じていました。
それゆえ、喜んで相談を受けていました。
相談会は、時間を区切って面談形式でやっていました。
1時間3万円という値段設定でしたが九州や東北など遠方からも来て頂いていました。
私は自分の持っている知識を総動員して全力で相談に乗りましたし、価値のある情報を提供できたという手ごたえをあるていど自分自身で感じていました。
相談者は大満足!しかし・・・
相談者も自分が聞きたいことの回答を得られて満足げでしたし、終わったあと
「知らない話がたくさん聞けて良かったです!」
「これまでモヤモヤしていた悩みがすべてなくなりました!」
という感謝の言葉をたくさん頂いていました。
私自身が不動産投資によって人生を良い方向に大きく変えられたので、相談者にも同じような結果を出してほしいと強く思っていたのです。
しばらく経ってから相談者のその後の状況がどうなったかが気になったのでメールをしました。
状況が好転して投資活動が前進していることを期待して連絡を取ったのです。
面談者の状況は「好転していない」
返信で返ってきた内容は、私の思いに反して残念なものばかりでした。
「結局どうやって始めたらいいかわからずまだ買えていません・・・」
「いまだ物件の良し悪しがわからず周りに聞ける人もいません・・・」
「不動産会社に勧められた物件を買いましたが空室が多く赤字です・・・」
「他の大家塾に入りましたが、みんな利益が出ない物件を1棟買って終わっています・・・」
という回答が返ってくるばかりだったのです。
詳しく聞いていみると、すごく残念だと思えるダメ物件を買っている人も多くいました。
なぜ相談者の状況が好転しなかったのか?
面談を受けた人たちのその後の話を聞いた結果、理由は明白でした。
単純に実力が足りないという現実
私が物件購入や融資について一時的にアドバイスをしても、それだけでは物件をドンドン買えるだけの実力まで引き上げられていなかったのです。
たしかに私のアドバイスによって相談者の知識は増えていましたが、それが投資全体の状況を好転させるまでの影響を与えるまでに至っていなかったことがわかりました。
相談者の状況は相談前とさして変わらず、物件購入の活動が自体が続かなかったり、安易に物件を買って失敗してしまったりしていたのです。
私はかなり残念な気持ちになりましたが、よくよく考えてみれば当たり前のことでした。
面談では私は単発のアドバイスしかできなかったからです。
一回のアドバイスでは限界がある
わかりやすい例を出します。
あなたが部活で野球部に入っていて、たまたまプロ野球選手にバッティングをアドバイス受ける機会があったとします。
プロ野球選手からアドバイスが受けれたとしたらかなり貴重な経験だと思います。
しかしながら例えプロから懇切丁寧に1時間以上教えてもらったとしても、それだけで飛躍的に上手くなることは絶対にありません。
そのアドバイスが一つのキッカケにはなるかもしれませんが、体力・技術・精神面の本質的な向上は日々の練習によってでしか身に付かないからです。
「教えてもらった内容を反復する」
「出来ていない部分を修正する」
という活動を、日々自分の近くにいるコーチのアドバイスを受けて自分で気付きを得ることを繰り返さないと上手くならないのです。
状況は常に変わるという現実
話を不動産投資に戻します。
私がやっていた面談はプロ野球選手がやっていた単発のアドバイスと同じでした。
相談者は一時的な疑問について私から回答を得ても、それを自分自身の投資戦略に落とし込み、日々の活動に活かすところまでは行き着けないのです。
しかも、不動産投資を取り巻く環境は刻々と変わりますし、融資情勢もコロコロ変化します。
情報のアップデートがされないままだと、ちょっと前は通用したけど今は通用しないやり方を続けることになります。
これでは成功できないに決まっています。
やるべきことは個人ごとに違う
優良物件を買うには、不動産会社に訪問して、物件を精査して、入居付けを確認して、融資を付けて、契約決済をしなければいけません。
それぞれのプロセスにおいてやるべき行動は私の中ではかなり明確ですが、それをしっかりと基本から応用まで説明するには10時間以上の時間が必要です。
(私の講座も最初に10時間分の基礎編の動画を観て頂きます。)
仮にその知識を十分理解できたとしても、活動を始めてみると
「活動量は十分なのに思っているような物件がみつからない」
「融資がどうしても付かない」
などいくつものハードルが出てきます。日々発生する問題をどう乗り越えるのかを一緒に考えてくれる存在が必要なのです。
野球の練習と同じく、不動産投資においても知識をしっかり学んだうえで
「教えてもらった内容を反復する」
「出来ていない部分を修正する」
という形で、コーチである私から必要な時にアドバイスを受けながら実践する必要があったのです。やるべきことや課題は個人ごとに違うからです。
長く使える本物の知識を身に付ける
面談は1回だけなのでその時間の中ですべてを話そうとしても時間が足りませんし、頻度も不十分すぎます。
その結果、日々の活動をトータルでサポートするコーチ役がいないので優良物件を買うところまで行きつかないのです。
更に物件を2棟・3棟と買い続けるには、管理運営、リフォーム、損保の活用、税金対策、継続購入のための対応がすべて整合的性のとれた形で活動する必要があります。
これらを仕組みとして学べる環境がないと、継続的に物件を購入するところまでは絶対にいきつきません。
相談者は疑問点を解消すれば満足してもらえますが、この通り断片的な知識がいくら増えても不動産投資の成功にはまったく繋がらないのは明白だということがわかると思います。
自分の面談はあまり意味がなかったということがわかったは時は、正直かなり落胆しました。
長く使える本物の知識はそれ相応の時間(数か月間)かけて実践しながら身に付ける必要があることがわかったからです。
単発の面談を中止して講座を始める
そして、私は単発の面談をいったん中止することにしました。
そしてそこから数か月間の空白期間を設け、過去色々な相談者にアドバイスをした経験からゼロから数か月で優良物件を買うための方法を考え抜いてカリキュラムとして作り上げました。
そしてそのカリキュラムを「プロ不動産投資家養成講座」という名前を付けて募集を始めました。
私が基本から応用までをコーチとして教えつつ、会員同士が情報交換を行い刺激を受け合える環境を作ったのです。
講座で私が提供する不動産投資に関する情報量は間違いなくこの分野では日本で一番充実した内容になっていおり、eラーニングの内容は合計50時間以上にも上ります。
私が皆さんの属性資料を見させていただき、個別に「投資戦略の資料」を作ります。これを見れば自分がどのように物件購入を進めていくべきか、どのような金融機関から融資を受けるべきかの全体像がわかります。
非公開物件の仕入れの営業マンを雇って会員向けに物件の提案することも行っており、多くの人が私から物件を購入しています。
会員限定セミナーにゲストを呼び、常に最新の情報を仕入れる体制も作っています。
その結果、幸い多くの会員の方に満足してもらえる内容を提供できています。(アンケートでは会員の91%より「講座の内容に満足している」という回答を得ています。)
満足してもらえているだけでなく、キャッシュフロー月100万円を達成した人も数えきれないぐらいます。
講座を開始して数年たった段階でかなりの数の人が会社を辞めてリタイヤしました。
その中には年収300万円の人や自己資金がゼロに近かった人も複数います。
会社を辞めた後もさらに物件を買って収入を増やしている人や、悠々自適に暮らしている人などさまざまです。
私が講座のカリキュラムの中でもっとも重視しているのは「いま成功している人が何を考え何を実践しているか」です。
講座で私が教えている人たちは「不動産投資を始めたばかりにも関わらず優良物件をいくつも購入出来ている人」がたくさんいます。
重要なのは「マネをする」こと
講座の会員は私が考えたカリキュラムをそのまま実践に移しているわけですが
「優良物件情報を手に入れている実例」
「実際に融資を引けている実例」
を、まさにいま活動して成功している人たちが講座カリキュラムの圧倒的な有効性を身をもって証明をしてくれているのです。
彼らの活動をそのまま真似すれば同じような成果が出るに決まっています。
残念ながら私自身は「いま不動産投資を始めて成功した人」ではありません。
物件を買い始めたのは時期的にかなり前で、その時と今では状況がかなり違います。私はいまでも物件を買ったり売ったりしていますが、実績を積んでいるのでゼロからの人とは状況がかなり違うのです。
私は講座のカリキュラムを作り最新の情報を提供をすることを行っており、そのカリキュラムの有効性はいまゼロから活動して結果を出している講座の会員の人たちが実績を出すことにより証明してくれています。
再度ですが「いま成功している人と同じことをする」ことが不動産投資で成功するために最も必要なことです。
これが理解できないとすると成功することは難しいと断言できます。
ノウハウ・知識より重要なこと
私はセミナーの中で再三「ノウハウ・知識が最も重要なわけではない」という話をしました。
重要なのは「マインド」です。
「給与収入がある」「貯金が100万円など最低限ある」などいくつかのごく低いハードルを満たせば誰でも優良物件を買うことは実現可能です。
年収の高低や自己資金の有無は、成功するかどうかとは直接的には結びつかないのです。
では、何が成否を分けるのか?
それは
「断片的な知識だけでは成功できない」
ということを理解し、
「いま成功している人のやり方と100%同じことを実践する」
というマインドを持てるかどうかが成否の分かれ道となっているのです。
私自身は教えることが好きだからやっています
少し長くなってすいません。「私がなぜ講座をやっているのか」がわかっていただけましたでしょうか?
私自身の話しで言うと「教えること」が好きですし、記事やメルマガ・LINEを通じた情報発信も継続していきたいと思っています。
もちろん不動産は今でも毎年買っていますし、私は単なる投資家ではなくプロの不動産業者なので、その方向でも会社を成長させたいと思っています。
その結果、皆さんに共有できる情報が増え、不動産投資を通じて私のように自分の人生を変える人が出てくれば本当にうれしい限りです。
でも、私は世の中の投資家全員を成功に導くことはできないと思っています。現実的にも無理ですし、社会全体を良くしたいなどの崇高な思いを掲げているわけでもありません。
私は、私の思いに共感して賛同してくれるごく至近な人たちが不動産投資で成功することを通じて自分がやりたいことが達成して自己実現が出来ていればそれで満足です。
もしあなたが私のこのような思いを共有できるなら、私は後悔させません。
そのためでしたら全力で成功をサポートします。
ぜひ同じ志を持つ仲間と一緒に成功しましょう。
不動産投資家 志村義明